TREZOR(トレザー)開封後、最初にしなければならない5つの設定・確認の手順を分かりやすく解説!
目次
coin×coin編集部です。
今回はハードウェアウォレットTREZOR(トレザー)を購入後、最初にすべき5つの設定・確認を解説していきます。
その5つはいずれも必須の作業です。
最初は意味が分からず、とまどうかもしれませんが、このページを見ながら行えば大丈夫。
それでは早速、初期設定を行なっていきましょう。
Trezor開封後、最初にしなければならない5つの設定・確認の手順
STEP1:アプリ(拡張機能)をインストール
→パソコン側を使える状態にする
STEP2:ファームウェアのアップデート
→TREZOR(トレザー)本体を使える状態にする
STEP3:PINコード(パスワード)の決定
→PINコードというTREZOR(トレザー)端末のパスワードのようなものを決める
STEP4:リカバリーシードの書き写し
→PINが端末のパスワードであることに対し、リカバリーシードは端末が紛失/破損した際に保有仮想通貨をリカバリーするために必要になる。そのリカバリーシードを書き出し記録する作業。
STEP5:リカバリー手順を確認
→万一の際に実際にリカバリーができることを確認し、またその手順を把握しておく
STEP1:拡張機能をインストール
以下のページに移動し、拡張機能をインストールします。
Google Chrome以外のブラウザを利用する場合はブリッジなるものをインストールしなければなりません。
別タブが開きますので、「CHROMEに追加」をクリック。
「アプリを追加」をクリックして完了です。
STEP2:ファームウェアのアップデート(インストール)
ファームウェアというのはTREZOR(トレザー)本体を制御するプログラムで、それを最新のものにアップデートします。(あるいは開封時点ではファームウェアはまだ入っていないとの情報も)
ファームウェアのアップデート(インストール)の手順は以下の通りです。
a.パソコンにTREZOR(トレザー)を接続してアプリを起動
b.パソコンで「Yes,update」をクリック、一方、TREZOR(トレザー)には「Install new firmware?」と表示されるので「Continue」をクリック
c.パソコン画面上の文字列とTREZOR(トレザー)に表示される文字列が同一であることを確認し、再度、TREZORにて「Continue」をクリック
d.しばらく待った後にTREZOR(トレザー)に「New firmware successfully installed. You may now unplug your TREZOR」と表示されれば完了です。
注意点としてb.やc.の後にTREZORが固まる(延々とインストール中のまま画面が変わらない)ことがあります。
そういう場合は一度パソコンからTREZOR(トレザー)を引き抜いて再度、最初からインストールしましょう。
STEP3:PINコード(パスワード)の決定
再度、ウォレットページ(https://wallet.trezor.io/#/ )に移動します。
すると端末名を決めるように指示があるのでお好きな名前を決めましょう。
次にPIN、いわゆるパスワードを決定します。これはTREZOR(トレザー)端末に対するパスワードです。
パソコン画面は上のように、TREZOR(トレザー)の画面は下のようになります。
仮にPINを「361」にしたければ、パソコン上の9つの枠のうち左側を上から順にクリックしていけばいいわけです。
PINの桁数に応じて「Careful,lt’s too easy to guess」、「lt’s fine」、「Strong enough!」と3段階に変化していきますので、「lt’s fine」または「Strong enough!」になるようなPINを決定しましょう。
決定すると、たった今決定したPINコードの再入力を求められます。
その際、TREZOR(トレザー)画面の数字の配列が変わっているのでご注意ください。
STEP4:リカバリーシードの書き写し
リカバリーシードというのは具体的には「24個の英単語」です。
このリカバリーシードはその名の通り、あなたの持つTREZOR(トレザー)端末が破損・紛失した場合に、そこに保管していた仮想通貨を復旧するために必要になります。
そのため秘密鍵と同じく最重要機密ということができ、厳重な保管を心掛けねばなりません。
パソコン画面上にリカバリーシードを書き写すよう指示が表示が出るので、TREZOR(トレザー)本体には以下のような画面が表示されます。
この英単語を付属の用紙に書き写していきます。
繰り返しますが最重要機密なので絶対に人に見せず、また絶対に書き間違いもないようにしてください。
24ワード全て書き写すと、「again」の表記がTREZOR(トレザー)本体に表示され、もう一度24ワードが順に表示されます。
最終確認をしたら「finish」を押して完了です。
STEP5:リカバリー手順を確認
この作業はせずともTREZOR(トレザー)の利用は可能です。
しかしいざという時に実際にリカバリーが出来なければ、リカバリー機能がついていても仕方ありません。
そのためリカバリーの手順は最初の段階で確認しておきましょう。
そのため今からあえて一度データを消去し、リカバリーをしていきます。
ウォレットページ(https://wallet.trezor.io/#/)へ移動し、以下の画像の番号の順にクリックします。
TREZOR(トレザー)本体では「Do you really want to wipe the device? All data will be lost.」と表示されますので、
「Confirm」をクリック。
これでデータは消去されました。
一度、TREZOR(トレザー)をパソコンの接続からはずします。
それではリカバリー作業に入りましょう。
再度、TREZOR(トレザー)をパソコンに接続。
ウォレットページ(https://wallet.trezor.io/#/)に移動し、「TREZORリカバリ」をクリック。
先ほどの決めた端末名を入力し、「continue」をクリック。
次にPINコードの入力をします。
この辺りはSTEP.3と一緒です。コード自体も先ほどと一緒でいいでしょう。
PINコードを2度入力するのですが、2度目はTREZOR(トレザー)端末の数字配列が変わっている点に注意。
PIN入力を終えたら以下の画面に映ります。
ここでSTEP.4で書き出したシード(英単語)を入力するのですが、気をつけければならないのが、最初から順番に入力するわけではないという点です。
TREZOR(トレザー)には以下のような画面表示がされるので、
8番目の英単語をパソコンに入力していきます。
このTREZOR(トレザー)本体に指定された単語をパソコンに入力する作業を24回繰り返します。
ポイントはTREZOR(トレザー)端末に指定されるシードの順番が完全にランダムという点です。
誤りなく24ワードを指定の順に正確に入力し、再度PINの入力をしてリカバリー完了です。
まとめ
はじめてハードウェアウォレットを購入し、はじめて初期設定をする方にとっては一連の作業が複雑で難解に感じたかもしれません。
私自身もファームウェアのアップデート中にフリーズした時にはかなり焦りました。
重要なのは各ステップにおいて行う作業が「なんのため」に行うかを理解しておくことです。
リカバリー方法を確認したらあとは使うのみ。
トレザー1つで億単位のお金を管理する人もいるほどですので、ひとまず安全な保管先を確保できたと言えます。
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